Codexとは?Claude Codeとの違いを料金・機能・併用方法で比較
結論から言うと、OpenAIの「Codex」はChatGPTの各プランに組み込まれたマルチサーフェス型のコーディングエージェントであり、Anthropicの「Claude Code」はターミナル対話型の開発に特化したコーディングエージェントです。どちらも自律的にファイルを読み書きしテストを実行できる点は共通していますが、成り立ちと得意分野が異なるため、「どちらか一方が絶対的に優れている」というより、目的に応じた使い分けが現実的な答えになります。
この記事では、Codexの基本と主要機能を整理し、Claude Codeとの違いを比較表で確認します。個人向けプランの月額、両方を併用する方法、企業導入で確認したい点も取り上げます。さらに、弊社がClaude Codeを日常的に運用している立場から、選び方や使い分けについて見解をお伝えします。
Codexとは?OpenAIのコーディングエージェントの基本
Codexは、OpenAIが開発するAIコーディングエージェントです。2025年4月にオープンソースCLIツール「Codex CLI」として公開され(公開当初はTypeScript製で、同年5月末にRust実装への移行が発表されました)、同年5月にはクラウド上でタスクを非同期実行する「Codex Cloud」が発表されました(出典:Wikipedia「OpenAI Codex (AI agent)」/Rust移行の公式アナウンス)。現在ではCLI、ChatGPT上のWebアプリ、VS CodeやJetBrainsなどのIDE拡張、デスクトップアプリを持つ統合製品へと発展しています。
大型アップデート「Codex for (almost) everything」以降は、対応範囲がソフトウェア開発にとどまらず、PC操作や資料作成といった非エンジニア向け業務にまで広がりました。料金体系は、基本アクセスがChatGPTのFree・Go・Plus・Pro・Business・Enterpriseの各プランに含まれる形が基本で、Codex単体の独立サブスクリプションは存在しません。ただしプランごとに利用上限があり、上限超過時の追加クレジットやAPI利用は別料金です(2026年8月時点)。
Codexの主要機能とできること
ローカルCLIとクラウドエージェント
Codexの特徴は、手元で動くローカルCLIと、クラウド上でタスクを実行するエージェントを併用できる点です。クラウド側ではタスクごとにリポジトリを読み込んだ独立サンドボックスが用意され、ファイルの読み書きやテスト実行を自律的にこなし、コマンドログと差分が返されます。

AGENTS.mdによるプロジェクト理解
リポジトリのルートに「AGENTS.md」というMarkdownファイルを置くことで、コーディング規約やテストの実行方法など「このプロジェクトでどう振る舞うべきか」をCodexに伝えられます。新任メンバーに渡す業務マニュアルをAI向けに用意するイメージです。
並列実行・Skills・Memory・MCP
ワークツリーとクラウド環境を活用し複数タスクを並列実行できるほか、再利用可能な手順・指示を定義する仕組み「Skills」、設定に応じて過去の文脈を参照する仕組み「Memory」も備えています。MCPにも対応し、Figmaなど外部ツールとの連携も可能です。


CodexとClaude Codeの違いを比較
両者とも「エージェント型」のコーディング支援ツールですが、成り立ちは異なります。Codexは既存のChatGPTエコシステムに組み込まれた「マルチサーフェス製品」であるのに対し、Claude Codeはターミナル対話型開発に特化したツールとして設計されています。設定ファイルもそれぞれ独自のもの(AGENTS.md/CLAUDE.md)を採用しています(出典:Classmethod)。Claude Codeの基本機能や始め方については、Claude Code入門ガイドで詳しく解説しています。
| 項目 | Codex | Claude Code |
|---|---|---|
| 開発元 | OpenAI | Anthropic |
| 提供形態 | ChatGPT各プランに含まれる(上限超過時は追加クレジット等が別料金、2026年8月時点) | 対話利用は対象のClaudeプラン(Pro/Max/Team等)に含まれる(claude.aiチャットと利用枠を共有、2026年8月時点) |
| 主な実行環境 | ローカルCLI+クラウドサンドボックス | 主にローカル環境(ターミナル) |
| ソースコード | CLIはApache 2.0でオープンソース | クローズドソース |
| 設定ファイル | AGENTS.md | CLAUDE.md |
| 拡張の仕組み | Skills、MCP | Skills、Hooks、Subagents、MCP |
| 並列実行 | クラウド上の並列タスク・ワークツリー | サブエージェント/エージェントチーム |
料金面では、Codexの基本アクセスはChatGPT各プランに含まれます。プランごとに利用上限があり、上限超過時の追加クレジットやAPI利用は別料金です(2026年8月時点)。Claude Codeも、対話利用は対象のClaudeサブスクリプション(Pro・Max・Team等)に含まれる形で提供され(出典:Claude公式料金ページ)、claude.aiチャットなど他の利用と同じ枠を共有する仕組みのため、コーディング用途の利用量だけを切り分けて把握したい場合は注意が必要です。API・Agent SDK・CI/CD連携での自動実行は別枠のクレジットやAPI課金が発生し得る見直しが行われており(出典:Classmethod)、自動化前提で使う場合は課金設計の違いを確認しておくとよいでしょう(2026年8月時点)。具体的な料金プランは改定が頻繁なため、最新の金額は各社公式サイトでご確認いただくか、比較検討の参考になる資料もあわせてご活用ください。
機能面では、上表のとおり拡張の仕組みに違いがあります。Claude CodeはHooksによる操作のルール化やSubagents/エージェントチームでの並列運用など、ワークフロー制御に関わる機能を備えています(出典:Anthropic公式)。一方Codexは、クラウド上での並列タスク実行やワークツリー活用に強みがあります。実際の使用感やタスクごとの向き不向きについては、後述の「現場目線」セクションで弊社の検証時点の所感を紹介します。
CodexとClaude Codeの料金を比較
| 月額の目安 | Codex(ChatGPTのプラン) | Claude Code(Claudeのプラン) |
|---|---|---|
| 無料 | Free(アプリで一部利用) | 対象外 |
| 20ドル前後 | Plus(20ドル) | Pro(月払い22ドル) |
| 100ドル以上 | Pro(100ドルから) | Max(110ドルから) |
2026年10月6日時点で、CodexとClaude Codeはいずれも専用の料金プランではなく、それぞれChatGPTとClaudeの対応プランに含まれています。CodexはChatGPT Workと、Claude CodeはClaudeのチャットと利用枠を共有するため、ほかの機能の使用状況も影響します。同じ20ドル前後のプランでも、利用できる量は公式に同じ単位で示されていません。そのため、CodexとClaude Codeの料金は、月額だけでなく必要な作業量や利用する機能も含めて比較する必要があります。
Codexは導入すべき?用途別の選び方
- ChatGPT契約者で追加コストを抑えたい:Codexが手軽です。既存の利用枠内でエージェント型開発を体験できます。
- 非エンジニア業務まで含め一体的にAI活用したい:資料作成やPC操作の自動化にも対応するCodexが選択肢になります。
- 操作のルール化や複数ファイルにまたがる変更を仕組みで制御したい:Hooksやサブエージェント/エージェントチームを備えるClaude Codeが適しています。
- 開発チームでコーディング専用ツールとして運用したい:Claude Codeは開発作業に特化した設計のため、チームのコーディングワークフローに組み込みやすい傾向です。

両方を試してタスクごとに使い分ける方法も選択肢です。まずは自社のワークフローで試用し、相性を確かめることをおすすめします。
CodexとClaude Codeを併用する方法
OpenAIが公開している「Codex Plugin for Claude Code」を使うと、Claude Codeの中からCodexにコードレビューや作業を依頼できます。未コミットの変更の確認、不具合の調査、別の観点からのレビューなどを、Claude Codeを離れずに頼めます。ライセンスはApache-2.0です。
必要なもの
- ChatGPTのサブスクリプション(Freeを含む)またはOpenAIのAPIキー
- Node.js 18.18以降
- インストールと認証を済ませたCodex CLI
プラグイン単体ではCodexを実行できません。Claude Codeの準備が済んでいない場合は、Claude Code入門ガイドを参照してください。
主なコマンド
| コマンド | できること |
|---|---|
| /codex:review | 変更やブランチ差分をレビュー |
| /codex:adversarial-review | 実装方針を問い直してレビュー |
| /codex:rescue | 不具合の調査や修正を依頼 |
| /codex:status | 実行中・最近の作業を表示 |
導入の手順
Claude Codeの中で、次の順に実行します。
- /plugin marketplace add openai/codex-plugin-cc
- /plugin install codex@openai-codex
- /reload-plugins
- /codex:setup(Codexのインストールと認証の状態を確認)
使い分けの考え方
Claude CodeとCodexを併用する場合は、普段の実装をClaude Codeで進め、書いたコードの確認をCodexに頼むといった分担が考えられます。弊社の開発現場でもClaude Codeを主軸とし、細かい修正案を複数出して比べたい場面などでCodexを補助的に使っています。
企業導入で確認したいセキュリティとガバナンス
企業導入では、機能や料金だけでなくセキュリティとガバナンスの確認が欠かせません。Codexは、Enterprise等の対象プランや契約条件に応じてゼロデータリテンション(ZDR)、Admin API、監査ログ、EKMといった機能を提供しています。また、OpenAIの対象サービスはSOC 2監査報告の対象となっています(機能の提供範囲・監査報告の対象範囲とも契約内容によって異なります)。Claude Codeも、操作をルール化するHooksのほか、隔離環境や権限制御を前提に確認プロンプトを減らせる自動実行モード(Auto Mode)など、組織のルールを落とし込む機能を拡充してきました(利用者側の設定・監視が必要、2026年8月時点、出典:Anthropic公式)。
いずれも導入すれば自動的に成果が出るわけではなく、社内規約をAGENTS.mdやCLAUDE.mdに落とし込み、権限管理やレビュー体制を整える運用設計が成果を左右します。こうした設計・定着支援は、弊社のAXコンサルティングサービスでも取り組んでいる領域です。比較検討の材料は資料ダウンロードページでも公開していますので、ぜひご活用ください。
実際にCodex CLIを使ってみた
本記事の検証時点(2026年8月)で、弊社の開発環境から実際にCodex CLIを実行し、動作を確認しました。作業用ディレクトリを新規に用意し、「FizzBuzzをPythonで書いてfizzbuzz.pyに保存し、実行して動作確認して」という指示を「codex exec --sandbox workspace-write」コマンドで投げ、対話的な承認を挟まずにタスクが完了するかを見ています。

実行すると、Codexはまず「fizzbuzz.pyを作成し、実際に実行して1〜100の出力を確認します」と方針を示したうえで、apply_patchでファイルを新規作成し、続けてexecステップで「python3 fizzbuzz.py」を実行、1〜100のFizzBuzz出力を得ました(このpython3コマンド部分の実行時間が185ms程度で、タスク全体の所要時間ではありません)。その後「作成しました」「正常終了(終了コード0)を確認済みです」と報告するところまでを一気に完了しました。Codex execの非対話実行で、workspace-writeの許可範囲内だったため、追加の確認を挟まずに進み、タスク受領から検証完了までノンストップで進んだ点が印象的でした。一方で出力は、コマンドログや差分(diff)がそのままターミナルに流れる形式で、Claude Codeのように進行状況を要約したステータス表示は見られず、内容を追うにはログを読み解く必要がある点は操作感の違いとして感じました(ただし、これは同一条件での比較検証ではなく、あくまで今回のCodex単体の検証時点で得た印象です)。今回はFizzBuzzという単純なタスクだったため差は出にくかったものの、承認フローの有無や出力の見せ方は、日常的に使うツールを選ぶうえで意外と体感に影響する要素だと実感しました。
現場目線で見るCodexとClaude Code──LeapAIのAI社員運用から
弊社では開発現場でClaude Codeを主軸に活用しており、社内に設置したMac mini上でClaude Codeを稼働させ、業務を任せられる「AI社員」として日常的に運用しています。この実運用の中でCodexの挙動も継続的に確認していますが、弊社の開発環境における検証時点の所感としては、コードベース全体を踏まえた設計判断や複数ファイルにまたがる変更を伴うタスクではClaude Codeの一貫性が活きる場面が多く、逆に細かい修正案を複数パターン生成して比較したい場面では、クラウド並列実行を活かせるCodexの手軽さにも利点を感じています。
断定的にどちらが優れているというより、「日々の運用を任せる基盤」としてはClaude Codeを、「特定タスクの試行回数を稼ぎたい局面」ではCodexを補助的に、というように役割で線引きするのが実務的だというのが弊社の見解です。AI社員というローカル運用の考え方については、AI社員とは何かを解説した記事でも詳しく紹介しています。
よくある質問(FAQ)
Codexは無料で使えますか?
Codex単体の無料プランはなく、ChatGPTの各プランに含まれる形で提供され、プランごとの利用上限を超えると追加クレジットやAPI利用が別料金になります(2026年8月時点)。無料のFreeプランでも一部機能は試せますが、本格的に業務で使うにはPlus以上の有料プランが前提になります。最新の提供条件は公式サイトでご確認ください。
CodexとClaude Codeはどちらを選ぶべきですか?
断定はできません。ChatGPT契約者が追加コストを抑えて試したい場合はCodex、Hooksやサブエージェントによるワークフロー制御を重視する場合はClaude Codeが向いています(2026年8月時点)。両方を試してタスクごとに使い分ける方法も選択肢です。
Codexはオープンソースですか?
CLI部分はApache 2.0ライセンスのオープンソースとして公開されています。ただし、クラウド上で動作するCodex Cloudなどの実行基盤はOpenAIが運用する非公開のサービスです。
企業で導入する際にセキュリティ面は大丈夫ですか?
Codexは対象プランや契約条件に応じてゼロデータリテンションや監査ログなどエンタープライズ向けの仕組みを備え、対象サービスはSOC 2監査報告の対象にもなっています。ただし、利用プランや設定により提供内容は異なり、安全性を一律に保証するものではありません。権限管理やレビュー体制を自社で設計することが重要です(2026年8月時点)。
CodexとClaude Codeの料金はどちらが安いですか?
2026年10月6日時点では、無料で一部利用できるCodexに対し、Claude Codeは無料プランの対象外です。月払いではCodexのPlusが20ドル、Claude CodeのProが22ドルですが、Proは年払いなら一括220ドルで月あたり18ドルです。利用枠は同じ単位で示されていないため、金額だけでどちらが安いとは判断できません。
CodexとClaude Codeは併用できますか?
はい。OpenAIの「Codex Plugin for Claude Code」を導入すれば、Claude Codeの中からCodexにレビューや不具合調査を依頼できます。利用にはChatGPTのサブスクリプションまたはOpenAIのAPIキーに加え、Node.js 18.18以降と、認証済みのCodex CLIが必要です。
まとめ
- Codexは、CLIからクラウド、IDE、PC操作まで対応範囲を広げ続けるOpenAIのマルチサーフェス型コーディングエージェントである
- Claude Codeはターミナル対話型開発に特化したツールで、Hooksやサブエージェントによるワークフロー制御に強みがある
- 料金面ではCodexの基本アクセスがChatGPTプラン、Claude Codeの対話利用がClaude Pro/Max/Teamプランにそれぞれ含まれる仕組みで、上限超過時やAPI・Agent SDK利用は別料金が発生し得るため最新情報の確認が必要(2026年8月時点)
- 両方を試し、タスクごとに使い分ける方法も選択肢である
- Claude CodeとCodexはOpenAIの公式プラグインで併用でき、実装とレビューのように役割を分けて使う方法もある
自社の開発・業務プロセスにどちらのツール、あるいはどのような組み合わせが適しているか整理したい方は、まず資料を確認したうえで、AX導入支援の活用もあわせてご検討ください。
参考
- https://openai.com/codex/
- https://openai.com/index/codex-for-almost-everything/
- https://openai.com/index/running-codex-safely/
- https://help.openai.com/ja-jp/articles/20001106-codex-rate-card
- https://en.wikipedia.org/wiki/OpenAI_Codex_(AI_agent)
- https://www.anthropic.com/news/enabling-claude-code-to-work-more-autonomously
- https://www.anthropic.com/engineering/claude-code-auto-mode
- https://dev.classmethod.jp/articles/claude-2026-pricing-reform-bucket-system/
- https://dev.classmethod.jp/articles/cli-agent-config-unified-claude-md/
- https://github.com/openai/codex/discussions/1174
- https://claude.com/pricing
- https://openai.com/business-data/
- https://learn.chatgpt.com/docs/pricing
- https://github.com/openai/codex-plugin-cc
この記事の監修者

新卒で株式会社リクルートに入社し、HR領域のマーケティング業務に従事。2024年9月に株式会社LeapAIを創業し、生成AIによる業務の自動化とAI動画制作で企業の事業成長を支援している。事業売却の経験を持ち、戦略の設計から実行までを一貫して担う。
※本記事は生成AIを活用して制作しています。内容はLeapAI編集部がファクトチェックおよび編集を行い、 図解・画像は生成AIで作成したもの、または実際のサービス画面を掲載しています。
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