不動産会社のAI活用事例|査定依頼の受付を1日で自動化した手順と、業務別の使いどころ

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不動産会社のAI活用事例|査定依頼の受付を1日で自動化した手順と、業務別の使いどころ
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不動産会社のAI活用で効果が出やすいのは、毎日同じ手順で繰り返している作業です。反響を確認し、顧客情報を転記し、案件のフォルダを作り、担当者に知らせる。こうした受付の仕事は、普段使っているツールをつなぐことで自動化を始められます。

LeapAIはYouTube企画「出張AI顧問」で、栃木県宇都宮市の株式会社Trustfordを訪問しました。今使っているGmailやスプレッドシートを生かし、Claude Codeで査定依頼の受付を1日で自動化。通しのテストでは、従来10分かかっていた作業が1分以下で終わりました。

本記事では、不動産のAI活用を業務別に整理したうえで、現場で何を聞き、どこから作り、どう確かめたのかを紹介します。チャットでのAI利用から、不動産の業務効率化へ進みたい経営者・営業責任者の方に向けた実装記録です。

不動産会社でAIを活用できる業務

不動産業務へのAI活用は、価格の予測だけではありません。情報を読み取る、整理する、文章の下書きを作るといった仕事にも使えます。まずは、AIに任せる処理と、人が残す判断を分けて考えましょう。

査定・価格の検討

周辺の取引事例や物件の条件を整理し、価格を検討するための比較材料をまとめる使い方です。担当者が資料を読み比べる前の準備を助けます。ただし、資料にない現地の状況や売主の事情まで把握できるとは限りません。根拠を確認し、査定額と説明内容を決めるのは担当者です。

反響の受付と顧客管理への登録

届いた反響から氏名や連絡先、物件情報を取り出し、顧客管理に登録する業務です。受付後の担当者への通知までつなげれば、同じ情報を何度も入力する手間を減らせます。読み取れない項目や内容に矛盾がある案件は人が確認し、連絡の優先順位や対応方針を決めます。

追客・物件提案

お客様の希望条件や過去のやり取りを整理し、次に連絡する際の話題や提案文の下書きを用意できます。担当者が引き継ぐ際の状況把握にも使えます。条件が合うだけで提案を確定せず、購入の温度感や最新の募集状況を確認して、紹介する物件と連絡のタイミングを判断します。

お客様からの問い合わせ対応

営業時間や来店方法、必要書類など、案内内容が決まっている問い合わせの回答を補助できます。担当者向けに返信案を作るところから始める方法もあります。価格交渉や契約条件、個別のトラブルは定型回答で済ませず、人が引き継ぐ範囲を決めておきましょう。

社内の問い合わせ対応

社内の規程や過去の資料を参照させ、申請方法や業務手順を答える仕組みです。詳しい社員に毎回聞かなくても、必要な資料にたどり着きやすくなります。回答の参照元を確認できるようにし、規程の例外や資料同士で内容が異なる場合の判断は、責任者が担います。

物件資料・広告文の作成

物件情報から紹介文や広告文の原案を作り、媒体に合わせて文章を整える用途です。担当者は白紙から書く作業を減らし、物件の特徴をどう伝えるかに集中できます。設備や周辺環境をAIが補ってしまう可能性もあるため、掲載前に元資料と照合し、表現の妥当性を確認します。

契約書類の確認

書類間の記載の違いや空欄、確認すべき箇所を拾い出す補助に使えます。長い書類から確認点を整理する用途は考えられますが、AIの出力だけで契約内容の適否を確定しないことが前提です。原文と照らし合わせ、必要に応じて専門家に確認する判断は人に残します。

業務AIでできること人が残す判断
査定・価格検討比較材料の整理査定額と説明
反響受付・登録情報抽出と転記例外と対応方針
追客・物件提案履歴整理と文案提案内容と時期
顧客の問い合わせ定型回答の補助個別条件の回答
社内の問い合わせ規程・資料の検索例外への対応
物件資料・広告文紹介文の原案作成事実と表現の確認
契約書類の確認確認箇所の抽出契約内容の適否

大手不動産会社の公開事例

大手では、査定、追客、広告文の作成などでAIの活用が公表されています。以下は各社の発表時点の情報であり、現在の提供状況を示すものではありません。

会社名発表時期業務内容
三井不動産リアルティ2019年12月16日マンション査定推定成約価格を即時算出
野村不動産アーバンネット2018年10月26日追客メール関心・時間帯を予測し配信
東急リバブル2024年11月5日SNS投稿文作成物件情報から原案を作成

三井不動産リアルティはエクサウィザーズと「リハウスAI査定」を共同開発。野村不動産アーバンネット(現在の野村不動産ソリューションズ)は「ノムコム」にマーケティングオートメーションを導入しました。東急リバブルはアルサーガパートナーズと、生成AIが原案を作り、担当者が修正する仕組みを開発し、1件あたり45分の作業を10分に短縮したとしています。詳細は末尾の各社発表をご参照ください。

大手には自社向けの仕組みを開発する取り組みがありますが、中小の会社は今のツールをつなぐ方法でも始められます。次に、自社に合う始め方を考えます。

専用ツールを入れるか、今のツールのまま自動化するか

不動産会社のAI導入には、専用のSaaSを使う方法と、Gmail・スプレッドシート・Googleドライブ・チャットツールなどをつなぐ方法があります。選ぶ基準は、機能の多さだけでなく、現在の業務との合い方です。

比較項目専用SaaS既存ツールの連携
向いている会社業務を標準化したい会社今の手順を生かす会社
始めるまでの手間初期設定・データ移行業務整理・連携設定
業務への合わせ方標準機能に運用を合わせる現場の手順に合わせて作る
社内に残るもの運用知識・蓄積データ設定・処理手順・運用知識

専用SaaSは、必要な機能がまとまっていて、会社として業務をそろえたい場合に検討しやすい選択肢です。一方、今の顧客管理表や案件の整理方法が現場に定着しているなら、その前後の転記や通知を自動化する方法もあります。

どちらも、導入後の管理は必要です。専用SaaSならデータの取り出し方や設定できる範囲、既存ツールの連携なら変更や停止への対応者を確認しましょう。実装方法や契約によって、社内で管理できる範囲は変わります。

事例:宇都宮の不動産会社で、査定依頼の受付を1日で自動化

ここからは、LeapAIが2026年9月30日に公開した「出張AI顧問」第1回の記録を紹介します。企業の社長のもとに伺い、隣に座って業務のAI実装を支援する企画です。訪問先は栃木県宇都宮市の株式会社Trustford。宇都宮での不動産売買を中心に、紹介による東京の賃貸やマンション売買も扱う、設立2期目の会社です。

代表取締役の前出 歩希社長は、新卒でリクルートに入社し、SUUMOで東京首都圏エリアの200社以上の不動産会社を担当した後に独立しました。LeapAI代表の岩田とはリクルートの同期です。経歴は株式会社Trustford 会社概要でも紹介されています。

業務を話す、取り込みを作る、テストする、フォルダとDiscordを足す、通しでテストする、の順に進めた1日
図1:1日で、どの順番に何を作ったか

導入前の課題

前出社長はClaudeをチャットで使い、会社はGoogle Workspaceで運営していました。Geminiも利用していた一方、Claude Codeについては「Claude Codeを使いたいけど、全然活用できていない」と話し、ターミナルの画面を見ると「ゾワッとする」と感じていました。AIへの関心はあっても、実際の業務を動かすところには進めていなかったのです。

仕事の中心は査定業務でした。LIFULL HOME'SやHOME4Uなどの一括査定サイトに届く、売却希望者の住所・広さ・築年数などを毎日ログインして確認し、内容を全部コピーして別のスプレッドシートに転記していました。追えていない案件はシート上で赤く見えるようにし、対応状況を管理していました。

目指していたのは、1件の対応を5分以内で終わらせることです。しかし、外出中は査定書を送るまでに1〜2時間かかり、帰ってから作業することもありました。お客様に連絡する前後に、情報を移す作業が重なっていたのが課題です。

今回、自動化の対象にしたのは、こうした査定依頼の受付と案件管理の準備です。価格を決める判断や査定書の作成・送付まで、すべてを自動化したという事例ではありません。

業務を説明した録音から、自動化する流れを書き出す

最初に、前出社長に普段の業務を口頭で説明してもらいました。その録音データをClaude Codeに渡し、テキストにしたうえで、作業の流れを書き出させました。社長が初めから仕様書を作る進め方ではなく、実際にやっていることを話すところから始めています。

整理された流れは、「一括査定サイトで新しい案件を確認 → スプレッドシートに転記して顧客管理に取り込む → 電話で追客 → Discordにお客様ごとのチャンネルを作る」というものでした。どの情報を、どこへ移し、その後に何をするのかが見える形になりました。

ここで全体を一気に作ろうとはせず、まず「査定依頼メールをきっかけに、顧客管理シートに取り込むところまで」に絞りました。入口の処理が動くことを確かめてから、後続の仕事をつないでいく進め方です。

Claude Codeはデスクトップアプリで使用しました。Googleとの連携はすでに許可されており、ClaudeはGmailとGoogleドライブを検索して、顧客管理に使っている「01管理シート」を見つけました。前出社長は「こいつ 知ってたの!?」と驚き、「10分の1も使えていなかった」と話しました。

Claude Codeが顧客管理シートの構成を読み取った画面
ClaudeがGmailとGoogleドライブから顧客管理シートを見つけた場面

作った仕組み

仕組みの入口は、Gmailに届く査定依頼メールです。Google Apps Script(GAS)で1分ごとにGmailを確認し、新しい依頼があれば処理を進める形にしました。既存のスクリプトはClaudeが確認し、壊さないように修正しています。最終的には、次の順番で情報がつながりました。

  1. 顧客管理シートに登録する。新しい査定依頼メールをきっかけに、顧客管理シートへ1行追加します。最終的に、2つの一括査定サイトからの反響を自動で取り込めるようにしました。
  2. Googleドライブにフォルダを作る。案件フォルダの中に、お客様ごとのフォルダを自動作成します。顧客情報の登録に続いて、案件の資料をまとめる場所も用意します。
  3. Discordにチャンネルを作る。お客様ごとのチャンネルを自動作成し、電話番号・住所・リンクをまとめます。連絡に必要な情報がそろい、すぐに電話をかけられる状態にします。
一括査定サイトからの査定依頼メールが、GAS・Googleドライブ・Discordを経て担当者に届く流れ
図2:査定依頼メールが届いてから、担当者が電話をかけるまでの流れ

さらに、顧客管理シートの「対応済み・架電・備考」を更新するとDiscordに通知する機能を加え、DiscordにはBotを置きました。最初の登録だけでなく、その後の対応状況も通知につなげています。

作業中は、Claudeが普段使っているChromeを操作しました。Claudeの中のブラウザでは毎回ログインが必要だったためです。最初のログインと、ロボットではないかを確かめる画面の操作は人が行いました。

途中では、HOME4Uの一括査定と、紹介案件もリストに残すことが追加で依頼されました。前出社長が「こんな雑でいいの?」と聞くと、岩田は「もっと雑でもいい」と返し、目的を伝えて手段をAIに考えさせる任せ方を説明しました。複数の作業では「不明点があれば質問して」「計画だけ立てて」と頼み、内容を確認してから「実行して」と進めています。

一方、ClaudeがWebアプリとして公開する案を出した際には、前出社長が「情報が外に出ることは絶対にやめてほしい」と止めました。その結果、社内のGoogleドライブで済ませる方法に変更しました。AIの提案をそのまま採用せず、許可する範囲を人が決めた場面です。

Claudeが普段使いのChromeでスプレッドシートを操作している画面
Claudeが普段使っているChromeを操作し、既存のスクリプトを確認する様子
業務の整理・仕組みづくり・ブラウザ操作・公開の範囲・テストの5場面で、AIがしたことと人がしたことの対応表
図3:事例で、AIに任せたことと人が決めたこと

テストと結果

最初の動作確認では、「査定サイトでの申し込みは一切しないで、メールが届いた体で進めて」と依頼しました。Claudeは社長のメールから自分宛てにテストメールを送り、顧客管理シートに1行追加されることを確認しました。前出社長からは「すげえ 1人入ってる」という声が上がりました。

その後、追加した処理も含めて最初から通しでテストしました。結果は、これまで10分かかっていた作業が1分以下で完了。手作業だったところも、漏れなく処理できるようになりました。

これまで10分かかっていた受付作業が、自動化後は1分以下になった
図4:査定依頼1件あたりの受付作業にかかる時間

この結果は、今回作った受付・案件管理の一連の処理を、動画内でテストしたときのものです。他社でも同じ時間になると保証するものではありません。自社で取り組む際も、どこからどこまでを測るのかをそろえ、実際の処理結果と時間を確認することが大切です。

社長の感想

動作を確認した前出社長からは、次の言葉がありました。

「すげえ 完璧じゃん」

「『自分にはできない』とずっと思っていた。それが現実味を帯びた」

振り返りでは、今回の実装への驚きも語っています。

「難しいかなと思う依頼だったけど、ここまでできるのかと驚きました」

1日を振り返る前出社長とLeapAIの岩田
事務所で1日を振り返る前出社長とLeapAIの岩田

AIを活用するメリットと、導入でつまずきやすい点

受付の時間と手作業を減らし、連絡の準備を整えられる

今回のAIによる自動化事例で確認できたメリットは、受付時間の短縮、手作業だった処理を漏れなく進められること、案件情報の集約です。シートへの登録からフォルダやチャンネルの作成までがつながり、担当者が個別に準備していた仕事をまとめて進められました。

Discordの案件チャンネルには電話番号・住所・リンクが集まり、すぐ電話できる状態になります。単に入力を速くするだけでなく、お客様への対応に必要な情報が手元にそろう点も、不動産業務でAIを活用する意味です。売上や成約への効果は、この受付テストとは分けて確認する必要があります。

費用・定着・保守まで考えて始める

一般に、AIの利用やツールの連携、人による支援には費用がかかります。対処として、自動化したい仕事と現在かかっている手間を整理し、継続費用を含めて導入範囲を決めましょう。

仕組みができても、現場が使い方を覚えなければ定着しません。対処として、担当者と実際の画面を見ながら使い、確認する場所と困ったときの連絡先を共有しましょう。

また、仕組みを直せる人が社内にいないと、停止したときに対応が難しくなります。対処として、設定や処理の流れを記録し、社内の担当者または外部の支援先に修正を頼める状態を作りましょう。

費用・定着・保守の3つのつまずきやすい点と、それぞれの対処
図5:導入でつまずきやすい点と、その対処

非エンジニアがClaude Codeで業務を自動化するときのコツ

非エンジニアがClaude Codeを使う際は、業務をどのように伝え、どこで確認するかが重要です。今回の現場から、仕事を任せるときに使える考え方を整理します。

目的だけ伝えて手段はAIに考えさせる

最初からプログラムの書き方を指定する必要はありません。「査定依頼が届いたら、顧客管理表に情報を残したい」のように、きっかけと望む結果を伝えます。そのうえで、使うツールや守ってほしい条件を示しましょう。

目的だけ伝えるとは、説明を省いてよいという意味ではありません。普段の業務、必要な項目、困っていることは人が共有します。技術的な実現方法をAIに提案させることで、現場の担当者も検討に参加しやすくなります。

計画と実行を分ける

複数のツールにまたがる依頼は、まず計画だけを出してもらいましょう。「不明点があれば質問して」と添えると、認識の違いを確認する機会を作れます。どの情報を読み、何を変更する予定なのかを見てから、実行へ進めます。

既存のシートやスクリプトがある場合は、それらへの影響も確認対象です。完成してから違いに気づくより、変更前に業務の流れと照らし合わせる方が、現場も判断しやすくなります。

ログインやロボット確認など人がやる部分を決めておく

ログインや本人確認など、途中で人の操作が必要になる場面があります。今回も最初のログインとロボット確認は人が行いました。AIに作業を任せる前に、どこで止めて知らせてほしいかを決めておくと、進行を管理しやすくなります。

顧客情報を社外に出さないなどの線引きは人が決める

便利そうな提案でも、会社が許可する使い方とは限りません。今回のWebアプリ公開案のように、情報の公開範囲が変わる提案は、人が判断する必要があります。利用を認めるサービス、閲覧できる人、送信や公開の条件を先に伝えましょう。

Claude Codeの導入手順や料金プランは「Claude Codeとは?」の導入・使い方で紹介しています。ツールの役割を比較したい方は、Claude CoworkとClaude Codeの違いもご覧ください。

不動産会社がAI活用を始める手順

最初の対象は、完成したかどうかを現場で確かめやすい仕事にしましょう。受付から追客までをまとめて任せず、入口の処理から順に広げると、確認点を整理しやすくなります。

  1. 毎日繰り返している作業を書き出す。反響の確認、転記、フォルダ作成、担当者への通知などを並べます。文章にするのが難しければ、普段の仕事を口頭で説明し、流れを整理するところから始めます。
  2. きっかけと次の作業がはっきりしている作業を1つ選ぶ。「依頼メールが届くと顧客管理表に登録する」のように、開始条件と完了状態が分かる仕事を選びます。例外がある場合は、人が対応する範囲も決めます。
  3. 本番の申し込みを出さずにテストする。実際の査定サイトへの申し込みやお客様への連絡を発生させず、テスト用の入力で確認します。登録先や通知先を確かめ、期待した情報が入るかを見ます。
  4. 時間を測り、次の作業へ広げる。導入前後で同じ範囲の作業時間を測り、登録内容や処理漏れも確認します。入口の処理が動いたら、フォルダ作成や社内通知など、次の仕事につなげます。
作業を書き出す、1つ選ぶ、テストする、測って広げるの4段階
図6:不動産会社がAI活用を始める4つの段階

不動産会社がAIを使うときの注意点

お客様の個人情報の扱いとAIに学習させない設定

査定依頼には、氏名・電話番号・住所などの情報が含まれます。どのサービスに何を渡すのかを確認し、業務に必要な範囲で扱いましょう。動画では前出社長の質問に対し、岩田がClaudeには会話をモデルの学習に使わせない設定があり、必ずその設定にするよう説明しました。

実際の導入時は、利用するプランや管理画面で適用される条件を確認してください。学習に使わせない設定だけで情報管理が完了するわけではなく、連携先や保存先、閲覧権限も確認する必要があります。

社外への公開や送信をさせない

社内での情報整理と、お客様へのメール送信やWebへの公開は分けて設計しましょう。AIの判断だけで社外への公開・送信を進めず、人が内容と宛先を確認してから実行する形にします。テストでも、実在するお客様へ誤って通知しないよう、送信先を確認します。

最初のログインと決済の承認は人がやる

アカウントへの最初のログインや本人確認は人が行い、有料サービスの契約や決済も人の承認を必要とする運用にします。AIが提案した連携先に、どこまでの操作権限を与えるのかも確認しましょう。作業を進める許可と、契約や支払いの許可を混同しないことが大切です。

動いているかを人が確認できる形にする

自動化した後も、依頼が処理されたかを担当者が確認できるようにします。処理結果の記録や失敗時の通知を用意し、止まった場合にどこを見ればよいかを決めておきましょう。メールの形式や管理表の項目を変えた際には、引き続き正しく動くかを確かめます。

よくある質問

少人数の不動産会社でもできますか?

少人数の会社でも、既存ツールをつないで始める方法があります。今回のTrustfordも、今使っている顧客管理シートを生かして実装しました。人数だけで判断せず、繰り返しが多く、処理の流れが決まっている仕事があるかを見てみましょう。

エンジニアがいなくても作れますか?

業務を言葉で説明し、AIに実現方法を提案させながら作る進め方は可能です。ただし、今回の事例はLeapAIが隣で実装を支援したものです。すべてを独力で作れると考えず、設定や修正に不安がある部分は支援を受け、引き渡し後の管理方法まで確認しましょう。

AIを入れると営業担当は不要になりますか?

この取り組みの狙いは、手作業に使っていた時間を、電話や訪問などお客様と向き合う活動に回すことです。売却の背景を聞き、条件をすり合わせ、提案する役割は人が担います。今回確認できた成果は受付作業の短縮であり、導入後の営業活動への影響は別に確かめる必要があります。

まとめ

不動産会社のAI活用は、日々の転記や案件準備から始められます。Trustfordでは、業務を説明した録音から流れを整理し、査定依頼メールの取り込みを入口に、顧客管理シート・Googleドライブ・Discordをつなぎました。通しのテストでは、従来10分の作業が1分以下で完了しました。

自社で始める際も、繰り返している仕事を選び、計画を確認し、テストしてから広げましょう。人が判断する範囲と、動作を確認する方法まで決めることが、現場で使い続けるための土台になります。

社内だけで進めるのが難しい場合は、LeapAIのAI顧問へ

ここまでの手順を、社内だけで進めるのが難しい場合もあります。社長や営業担当が現場と兼務している、ツールをつなぐ設定まで手が回らない、といった場合です。LeapAIのAI顧問は、業務を選ぶところから実装、運用の確認まで一緒に担います。

初期の業務棚卸しは90分。自動化の候補を洗い出して12か月の計画を作り、隔週の会議で今月の1本を決めます。画面共有しながら一緒に作って引き渡し、Slack・Chatwork・Google Workspace・Microsoft 365・kintoneなど、既存ツールに合わせて実装します。

社外への送信は人が確認してから実行し、稼働中の自動化は監視と失敗通知を行います。自動化ごとの処理件数と削減時間を月次レポートで報告し、90日ごとに計画を見直します。作った自動化は、利用企業の名義で残ります。

社内でAIを使える人を育てる形と、LeapAIに実装を任せる形を選べます。地方の会社への訪問にも対応しています。支援先を検討する際の観点は、AI導入支援の選び方も参考にしてください。

60分の無料相談では、最初に自動化する業務の候補をご提案します。自社のどの仕事から始めるか整理したい方は、LeapAIのAI顧問の無料相談をご利用ください。

出典・参考情報

この記事の監修者

監修者 岩田 侑城
株式会社LeapAI代表取締役CEO
岩田 侑城

新卒で株式会社リクルートに入社し、HR領域のマーケティング業務に従事。2024年9月に株式会社LeapAIを創業し、生成AIによる業務の自動化とAI動画制作で企業の事業成長を支援している。事業売却の経験を持ち、戦略の設計から実行までを一貫して担う。

※本記事は生成AIを活用して制作しています。内容はLeapAI編集部がファクトチェックおよび編集を行い、 図解・画像は生成AIで作成したもの、または実際のサービス画面を掲載しています。

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